top of page

ホンダのクルマたち♡

SN3S0015.JPG

ホンダSシリーズは生産台数25,000台の内7割程が輸出され ハリウッドの大スター スティーブ・マックィーンもオーナーの1人でした。4輪車として初めて大衆に受け入れられたのはN360で スバル360を生産台数でも安価でも抜く程の人気を博します。ドアの音にまでこだわった作りこみで31万3千円(スバル360のスタンダードが33万8千円)という値段は破格でした。 しかし,ユーザーユニオンが「 N360は時速80kmで走行中に蛇行する 」と批判し 告訴。 この一件は その後ホンダ側がユーザーユニオンを「 脅迫と強請 」で逆告訴し勝訴することで沈静化します。 この間 本田宗一郎氏を始めとして 社員は一切欠陥について釈明をしませんでした。 それは 実際に事故を起こした顧客を気遣ったためだったそうです。

SN3S0064.JPG

初代シティは86年10月に2代目にバトンタッチしていますが、前年にデビューしたホンダ12年ぶりの軽自動車トゥディのスタイリングのままに、初代の「トールボーイ」とは正反対の「低く長め」の3ドアハッチバックとなりました。どちらかというと、こちらの方が「正統ホンダ車」といった感じですが、販売低迷の挙句94年に消滅してしまいます。その後を継ぐ形でデビューを飾ったロゴも実際には余り販売数を伸ばせず、1代限りで姿を消し、2001年にシティのサブネームであった「フィット」を名乗るコンパクトカーで空前のヒットを見せることになります。しかし、ロゴのスタイリングは初代シティに回帰した雰囲気がある一方で、他社のコンパクトカーデザインに大きな影響を与えたことは確かです。トヨタヴィッツがヤリスという名でヨーロッパで発表された時、ホンダの偵察者が「あっ、ロゴだ」と叫んだというエピソードもある程です。

bottom of page